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1月, 2024の投稿を表示しています

まさか宣伝

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なんで電車の写真を撮っているのか、と聞かれると困る。鉄道が好きだから、電車を撮るのが好きだから。「好きに理由なんてないの」と言うコイスルオトメの言い分は良く分かる。理由がないと言うよりは、ただその理由をあまり考えたことがない、考えたくない、というのが精確なところかもしれません。 なぜ電車の写真を撮ることが好きなのか。電車に限らず、自分が楽しいと感じることについて、なぜそう感じるのか。その答えは簡単に分かるものではないような気がする。考えているうちに嫌になって、好きだったことや楽しかったことまで、そうでなくなってしまうのが怖い。だから考えたくない。なんとなく好き、のままでいるのが心地良い。そんな感じ。 だけど、自分の好きなことについて人に説明しようとするとき、「なんとなく好き」ではあまり説得力がありません。小さい頃は「なんとなく」で済んでいたけれど、大学生になったぐらいの頃から、もう一段踏み込んだ説明を求められることが多くなった気がするし、説明する側としても自分の好きなものについて上手に説明できるようになりたいと思うようになった。 なぜ自分は鉄道が好きなのか、少し視点を変えれば鉄道のどういう部分に魅力を感じるのか。そうした問いを少し意識するようになってから、「あ、こういう瞬間が楽しいんだな」とか「こういうシーンに出会った時に特に感動するな」というようなことを感じるようになりました。 そう感じるようになったのはいいのだけれど、それらを感じただけで終わってしまうと、なんだかその感覚を自分のものにできていない気がした。感覚を精確に捉えて自分のものにするためには、その感覚を言葉にするなどして、アウトプットする必要があるように思ったのです。 そうして感じたことや考えたことを表現しようと試みたのが昨年制作した 写真集『そこに人がいるから』 であり、常にアウトプットの場を持とうと思って始めたのがこのブログです。そして今回、もう1つ新たにアウトプットの機会を得ることができました。 ということでまさかの宣伝。 縁あって呼んでいただき、コミュニティラジオに出演します。 あづみ野エフエム (76.1MHz)  1/29(月)16:00-18:00 Kジローの「安曇平夕風」内にて(10分程度の出演) 初回はほとんど自己紹介のような形で、電車のことも少しだけお話しましたが、主には大学で専攻して

かみゆき

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長野県の中信・南信地域では 1月から2月頃に降る、湿っていて重たい雪のことを 「かみゆき」と言います。 昨日20日の日中から夜にかけて降った雪はまさにそれ。 朝になって雨に変わり、 積もった雪はさらに水分を含んで重くなりました。 沿線を歩いていると、かわいい足跡を発見。 湿った雪の上を一生懸命歩くのは 人も鳥も同じのようです。 (2024.1.21 アルピコ交通上高地線 下新-大庭) (No.10)

雪が降ったら

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あまり雪の降らない地域出身であることもあって 雪が降った時のテンションの上がり方は、 根っからの長野県人とはちょっと違うかもしれません。 雪が降ったら雪だるまを作ろう。雪合戦をしよう。そりで遊ぼう。 いやいや、電車を撮りに行こう。 と言うことで行ってまいりました。1月8日朝の記録です。 7日夜から降り始めた雪ですが、積もったといっても数センチ。 朝には道路の雪は溶け始め、田畑からも土や草がすこし顔を覗かせる程度でした。 霜取りパンタを上げたモハカラーは朝の1往復だけ運用入り。 新村から下り電車に乗って新島々方面へ。 走っていくにつれて雪も少しずつ深くなっていきます。 さて、どこで撮ろうかと車窓を眺めていると、目に飛び込んできたのは雪化粧した木々。 その美しさに一目惚れして、林の中から。 先ほど撮ったモハカラーが帰っていきました。 少し晴れ間も見えてきて、雪もやんだと思いきや まだ少しだけ、はらはらと。 静かな静かな雪の朝。 従来の3000形に比べても、側面の色が目立たない20100形。 決して映えはしないけれど、 雪の静けさとは程よくマッチして雪景色に溶け込んでいるようにも思えました。 2022年春にデビューした同車にとってはこれが2回目の冬。 これから幾度の冬を越えるでしょうか。 撮影は朝だけで切り上げて、足早に松本へと戻りました。 休日のあまり混んでいない電車に乗って、 雪景色を見ながらのんびり走る30分。 いつもの車窓もまた違って見えるのでした。 (No.9)

三九郎2024

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正月飾りやダルマなどの縁起物を燃やして 神を天へと送る、小正月の伝統行事。 松本地域では「三九郎」と呼ばれます。 地区の方にお願いをして 写真を撮らせていただきました。 昨年1年ありがとう、 今年も健やかでいられますように。 そんな祈りを込めて。 勢い良く燃える炎とともに お正月の神様は天へと還っていきました。 (2024.1 アルピコ交通上高地線) (No.8)

新春

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新年あけましておめでとうございます。 お正月から地震や事故で気が滅入る日々。 被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。 三が日のいろいろも終わって、 今日は西武多摩川線沿いをちょっとお散歩。 線路際には、ほのかに咲く菜の花を見つけました。 2024年、これからが やさしく明るい日々でありますように。 (2024.1.4 西武多摩川線 新小金井-多摩) (No.7)