雪が降ったら

あまり雪の降らない地域出身であることもあって
雪が降った時のテンションの上がり方は、
根っからの長野県人とはちょっと違うかもしれません。
雪が降ったら雪だるまを作ろう。雪合戦をしよう。そりで遊ぼう。
いやいや、電車を撮りに行こう。
と言うことで行ってまいりました。1月8日朝の記録です。


雪と上高地線(三溝-新村)

7日夜から降り始めた雪ですが、積もったといっても数センチ。
朝には道路の雪は溶け始め、田畑からも土や草がすこし顔を覗かせる程度でした。
霜取りパンタを上げたモハカラーは朝の1往復だけ運用入り。


雪化粧した木々と上高地線(波田-渕東)

新村から下り電車に乗って新島々方面へ。
走っていくにつれて雪も少しずつ深くなっていきます。
さて、どこで撮ろうかと車窓を眺めていると、目に飛び込んできたのは雪化粧した木々。
その美しさに一目惚れして、林の中から。
先ほど撮ったモハカラーが帰っていきました。


雪と踏切(アルピコ交通上高地線 渕東支道5号踏切)

少し晴れ間も見えてきて、雪もやんだと思いきや
まだ少しだけ、はらはらと。
静かな静かな雪の朝。


雪原を行く上高地線20100形(渕東-波田)

従来の3000形に比べても、側面の色が目立たない20100形。
決して映えはしないけれど、
雪の静けさとは程よくマッチして雪景色に溶け込んでいるようにも思えました。
2022年春にデビューした同車にとってはこれが2回目の冬。
これから幾度の冬を越えるでしょうか。


雪の車窓(波田-下島)

撮影は朝だけで切り上げて、足早に松本へと戻りました。
休日のあまり混んでいない電車に乗って、
雪景色を見ながらのんびり走る30分。
いつもの車窓もまた違って見えるのでした。

(No.9)

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